先日は、DCACインバータとバッテリを繋ぐケーブルは何でも良いの？をご紹介いたしました。
本日は、DCACインバータを使用する際のバッテリについて。
DCACインバータとは直流を交流に変換する機械です。バッテリ・電池は内蔵していません。
そのため、電源となるバッテリが必要になります。
大きく分けると、鉛バッテリとリチウム電池などになりますが、今回は鉛バッテリのお話です。
リチウムイオン電池などはモバイル機器や車などでも非常に多く使用されています。しかしながら、リチウムイオン電池単体となるとほとんど販売されていません。理由はいろいろとありますが、一般の方が入手して安全に使用するとなると、充電器や出力関係の機器（DCACインバーターなど）は一式で購入・導入する必要があります。そのため、オフグリッドの太陽光発電などではまだまだ使用されていません。他の大きな理由としては価格が高額であるということも大きいですね。当店でも業者と交渉をしていますが、まだまだ満足できる価格で販売することは出来ません。今しばらくお待ちくださいね。
さて、鉛バッテリを使用する場合、注意する点が一つあります。
バッテリの容量です。サイクルバッテリはおもに２０時間率で容量をあらわしています。
DCACインバータを使用する際もゆっくりと２０時間以上掛けて負荷を使用する場合はよいのですが、電子レンジや炊飯器など短時間で多くの電力を消費する場合は一気に電力を使用することで容量不足になります。時間率とは短時間で使用するほど容量を減ることになる値です。また、一気に電力を使用することで電圧が下がり、低電圧保護の働きにより負荷を使用できなくなることがあります。この場合は負荷を切り離すと電圧が通常の値になります。新品のバッテリでも容量によってはよくある状況です。劣化したバッテリは特にこの状況になりやすいのでご注意ください。余裕のあるバッテリー容量を選択して、なおかつ劣化していないバッテリを使用してください。
バッテリの選定にお困りの場合は当店までお気軽にご連絡ください。
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