良くいただくお問い合わせ編
ひとつの太陽電池から
2つの別々のバッテリ(車のメインバッテリとサブバッテリなど)に
充電できるか?
状況としては、キャンピングカーや車などで、
エンジン始動用のメインバッテリとインバータなどを使うためのサブバッテリの2種類を使用している場合。
一台の太陽電池で、賢く2台のバッテリを充電できたらいいですね。
私も同感です。
しかし!基本的にできません。(絶対にできないわけではありませんが。)
*正しくは、2台のバッテリに分配できる充電コントローラもありますが非常に高価なために使われていません(売れていません)。
充電コントローラの役割として、対象となるバッテリ状態を監視しながら、過充電・過放電をコントロールしています。
そのため、並列や直列に繋いでいない、別々のバッテリ2台以上を充電コントローラにつなげると、どのバッテリを監視ししていいのかわからなくなります。その結果、管理もできなく正しく制御できなくなります。
太陽電池から繋がっている充電コントローラから2台のバッテリに(並列的に)分配するということは、事実上2台のバッテリを並列にすることになりますので正しく管理できないのです。この状況ですと2台が一つのバッテリに見えてしまいますので分配にはなりませんからね。
*2台のバッテリを並列にして別々に充電や放電をすることは好ましくありません。
また、2台のバッテリ間を電流を流れない状態にした場合でも、一般的な充電コントローラではひとつのバッテリ状態を監視するように作られていますので2台のバッテリを平等に監視してコントロールすることはできません。
数キロワットの太陽電池を使用する場合は別ですが、数百ワットクラスの場合はバッテリごとに太陽電池と充電コントローラを用意した方が安価になる場合が多いようです。
車や船で、2台以上のバッテリを充電する場合は別々にソーラーチャージャーを用意することをお勧めしています。
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