『独立型ソーラー発電(蓄電型)』について簡単にご紹介
住宅用として屋根に乗っている太陽光発電との大きな違いは、蓄電する点です。住宅用や産業用は大体の場合に電力会社に売電します。
オフグリッドと呼ばれる独立型のソーラー発電は、発電した電気をバッテリーに蓄電しますので、送電線で商用電源と繋ぎません。
全くの独立した電源です。
電気はそれだけでは貯めることができませんので、バッテリなどに蓄電して、それを好きなタイミングで使います。
場合によっては、発電したときと同じタイミングで電気を使用する場合もあり、発電イコール放電となります。
これらの独立型ソーラー発電の場合、趣味でのご利用以外では、別荘、山小屋、海の上、電気の無い僻地まで実用的にご利用いただけます。
キャンピングカーを利用したアウトドア・キャンプや、海の上の船でも電気を作って利用できるのが最大のメリットです。どこでも、電気を利用できるようになるわけです。
そんなことから、非常用電源としても利用されています。
さて、本題ですが、『独立型ソーラー発電(蓄電型)』は、基本的に、昼間にソーラー発電の電気をバッテリーに蓄電します。
その充電したバッテリーから負荷である電気製品に電力を供給します。
負荷に供給する電力は、常にバッテリーから供給されます。
バッテリーに蓄電する作業と、バッテリーから放電する作業は別々です。
バッテリーに電気製品が繋がっていなくても、発電した電気はバッテリーに充電されます。
また、昼夜関係なくバッテリー残量がある限り、電気製品を利用出来ます。
何を基準にソーラーシステムの機器を選定するかは、お客様の用途や希望する状況によって様々な組み合わせが出来ます。
簡単に説明しますと、ご希望の消費電力からシステムを考慮する方法と、パネルなどの設置できる面積から考える方法、それからご予算に合わせて決定する方法などがあります。
基本はソーラーパネルの発電量により、バッテリーに充電する時間が変わります。
ソーラーパネルの発電量 × 発電時間 = バッテリーの蓄電量
バッテリーの容量 ÷ ソーラーパネルの発電量 = 蓄電時間
または、バッテリー容量により、電気製品の使用時間が変わります。
バッテリーの容量 ÷ 電気製品の消費電力 = 使用時間
実際には、上記の式にロスや効率などを勘案してご希望に合うシステムをご提案してます。
ほかにも、「とにかくソーラー発電を試したい!」と言う方には、交流(家庭と同じコンセント)を使うか?直流(車のシガーソケットと同じ)を使うか?のご希望を聞いて、ご予算からご提案もしています。
「バッテリーを持っているので、ソーラーパネルと充電コントローラーだけ欲しい!」という場合、キャンピングカーのバッテリー充電の場合、サブバッテリに充電する場合、これらは充電する速さにより太陽電池の出力を選びます。太陽電池に合わせてコントローラも選びます。
他にもお客様のご希望をお聞きしてご提案しますのでお気軽にご連絡下さい。