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24V-12V 降圧
⾛⾏充電器
版 2023/07/07
版 2024/01/12
■ 型名
DC-241240SBY ( 旧製品名 DC-2440SBY)
24V/12V 降圧 40A 走行充電器
■ 本体
本充電器は、 24V 車両に搭載のエンジンスタート用のメイン
バッテリーから 12V のサブバッテリーを充電する機器です。
サブバッテリーに最大 40A で充電できます。
株式会社 未来舎 はこの説明書の総ての著作権を有します。これらの⼀部⼜は総てについての使⽤は⽂書による同意を必要とします。 記 2014 年 7 ⽉ 1 ⽇
POWERTITE®及び TITEPOWER®は㈱未来舎の登録商標です。
■ 特徴
○ 鉛、 AGM、 リン酸鉄リチウムイオン電池対応。
○ 充電電流 最大 40A
○ 外部制御端子により車両のエンジンキー (ACC 端子 ) と
連動して充電可能。
○ 充電電流 最大 40A
○ 入力低電圧遮断、 自動復帰機能搭載
○ 各種保護回路搭載
○ 低ノイズ (VCCI クラス B 相当 )
DC-241240SBY
取 扱 説 明 書
■ オプション
温度センサー TEMP-700
注：規格、仕様は予告なく変更することがあります。
■ 仕様
項目 内容
型名 DC-241240SBY
入力電圧 DC 24.0V - 34.0V
効率 * 92%
電池タイプと
充電電圧
鉛 ： 14.4V 13.5V
AGM : 14.7V 13.8V
LiFePO4 : 14.4V*1
待機電流 無負荷時 70mA 以下
REMOTE/OFF 時 5mA 以下
定格充電電流 40A
カット電流 4.0A
低電圧遮断電圧 24.0V
低電圧復帰電圧 25.6V
動作温度 -20℃ - 50℃
動作湿度 10% - 90%
保存温度 -40℃ - 85℃ ( 結露しないこと )
冷却方式 排気式冷却ファン
寸法 (WxHxD) mm 150.0 x 44.0 x 260.0
重量 ( 約 ) g 1.5Kg
*1 LiFePO4 は、 BMS 付きリチウムイオン電池のみ対応
* 効率は弊社の測定条件での値です。
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1. 各部の名称
1-1. 本体前面
1-2. 本体背面
1-3. 各部概要
① 入力端子
24V を入力します。 (-) は出力端子と共通です。
② 出力端子
12V 系の出力端子です。 (-) は入力端子と共通です。
③ アース端子
アースする際に使用します。
④ 電源スイッチ
電源を ON/OFF またはリモコン使用時に切り替えます。
⑤ 表示ランプ
入出力状態または本体の動作状態を表示します。
⑥ ディップスイッチ
出力電圧を切り替えます。
⑦ 制御端子
電源 ON/OFF 制御などに使用します。
⑧ REMOTE
リモコンなどを接続する予定の端子です。
現在接続可能なリモコンは販売しておりません。
⑨ 冷却ファン
本体を冷却します。
⑩ 温度センサー
温度センサーは使用できません。
1-4. 端子仕様
■ 入力端子、 出力端子
端子ネジ M6
■ 制御端子
ケーブル太さ 0.3 - 1.25mm2 挿入部長さ 8mm
2. 接続方法と動作概要
2-1. 充電接続
メインバッテリー ( オルタネータ ) とサブバッテリーを接続し
ます。
(-) は共通なため両方のバッテリーの (-) を接続するか、バッ
テリーの (-) 同士を接続して一方の (-) を接続して下さい。
A. それぞれのバッテリーから接続する方法。
B. (-) をまとめて接続する方法
2-2. エンジン始動との連動
エンジン始動時のみ充電を行う場合は以下の説明に
従って下さい。
A. 制御端子の ENB+ を車両の ACC に接続します。
B. 電源スイッチを REMOTE にします。
C. エンジンをかけると充電が始まり、 エンジンを切ると充
電が停止します。
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2-5. 充電動作モード
本充電器には４種類の動作モードがあります。
■ バルク (CC : Constant Current)
バッテリーにバルク電圧 14.4V / 14.7V 定格電流 (40A) で
充電します。
充電が進むとアブソーブモードになります。
バルクモードは 8 時間経過すると自動的にアブソーブにな
ります。
■ アブソーブ (CV : Constant Voltage)
バッテリーにバルク電圧 14.4V / 14.7V で充電します。
バッテリーが満充電に近づいているため充電電流は定格
電流よりも低くなります。
動作は定電圧となります。
充電電流がカット電流よりも少なくなると充電器は満充電
と判定してフロートモードになります。
アブソーブではバッテリーの電圧よりも高いバルク電圧で
充電しますので、 安全のために 24 時間経過すると自動
的にフロートモードになります。
■ フロート
バッテリーの自然放電を補うモードです。
他の機器などがバッテリーを消費している場合はバッテ
リーが減る容量を補充します。
バッテリー容量を消費してバッテリー電圧が再充電電圧ま
で低下するとバルクモードになります。
フロート状態で２週間経過すると再充電モードになります。
■ 補充充電
フロートで２週間経過した場合にバルク電圧に上げて補充
充電します。
補充充電の時間は最大 85 分です。
動作中の充電モードは状態ランプでわかります。
2-3. 設定
バッテリーに合わせて充電電圧を設定します。
電圧にはバルク電圧とフロート電圧があります。
工場出荷時はバルク電圧 14.4V、 フロート電圧 13.5V です。
S1 S2 バルク電圧 フロート電圧
0 0 14.4V 13.5V
1 0 14.7V 13.5V
0 1 14.4V 13.8V
1 1 14.7V 13.8V
2-4. 充電動作
電源スイッチを ON にするか、 エンジンをかけると充電動作
を開始します。
充電中にメインバッテリーの電圧が遮断電圧を下回ると充
電を中断します。 ( 低電圧遮断 )
充電などによってメインバッテリーの電圧が復帰電圧を上回
ると充電を再開します。
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(14.4V)
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(13.4V)
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(12.8V)
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(40A)
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(5A)
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3-4. 状態表示ランプ
LED により機器の状態や電圧を表示します。
■ INPUT
入力電圧の状態を示します。
■ OUTPUT
出力の状態を示します。
■ STATUS
充電状態を示します。
3-5. 制御端子
制御端子で電源 ON/OFF の制御と電圧補正を行います。
3-5-1 電源 ON/OFF 制御
遠隔で電源を ON/OFF できます。
電源スイッチを REMOTE に切り替えて下さい。
この機能を使用するには簡単な配線が必要です。
エンジン連動する場合は ENB+ に車両の ACC( アクセサ
リ電源 ) を接続して下さい。
3. 機能
3-1. 電源スイッチ
1. 電源スイッチを ON にすると動作を開始します。
2. エンジン連動を使用する場合は REMOTE にします。
3-2. 入出力端子
(-) 端子は入出力で共通です。
M6 のネジ式端子です。 圧着端子をご使用ください。
■ 入力
24V を接続します。
ケーブル 3m 以内では 8mm2以上の太さのケーブルを推
奨します。
■ 出力
12V のバッテリーに充電します。
ケーブル 3m 以内では 14mm2以上の太さのケーブルを
推奨します。
3-3. 電圧設定
ディップスイッチによって充電電圧などが変更できます。
S1 バルク電圧を選択します。
S2 フロート電圧を選択します。
S3 再充電電圧を選択します。
S4 S1-S3 を有効にするかユーザー設定を有効にするか
切り替えます。
設定の詳細は以下の通りです。
スイッチ 動作内容
S1 S2 S3 S4
バルク電圧設定 0--0
バルク電圧 14.4V
1--0
バルク電圧 14.7V
フロート電圧設定 -1-0
フロート電圧 13.5V
-0-0
フロート電圧 13.8V
再充電電圧設定 --00
再充電電圧 12.0V
--10
再充電電圧 12.8V
ユーザー設定 ---1
ユーザー設定が有効
電源 ON
電源 OFF
制御端子を使用
( エンジン連動 )
ON
OFF
REMOTE
状態 ランプ状態 LED 表示
入力正常 緑常灯
低電圧警告 橙遅い点滅
高電圧警告 橙速い点滅
入力低電圧遮断 赤遅い点滅
入力過電圧遮断 赤速い点滅
状態 ランプ状態 LED 表示
出力正常 緑常灯
低電圧警告 橙遅い点滅
高電圧警告 橙速い点滅
出力短絡遮断 赤点灯
過電圧遮断 赤速い点滅
状態 ランプ状態 LED 表示
出力停止 消灯
バルク充電 橙遅い点滅
アブソーブ充電 橙点灯
フロート充電 緑点灯
ディレーティング 橙速い点滅
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4. 有償オプション
4-1. 充電電圧変更
充電電圧をお客様のご使用のバッテリーに合わせて出荷す
ることが可能です。
詳細はお問い合わせください。
※ バルク電圧の設定可能範囲は 12.0V - 15.0V、 フロート
電圧は 11.0V - 14.0 です。
4-2. 低電圧遮断 / 復帰電圧変更
低電圧遮断電圧、 復帰電圧を変更可能です。
遮断 20.0V - 27.0V、 復帰 23.0V - 29.0V です。
遮断電圧、 復帰電圧を 0.1V 単位で指定してください。
3-6. 遮断と復帰
入力が指定電圧よりも高く / 低くなると出力を遮断します。
以下は遮断 / 復帰の電圧です。
低電圧
遮断電圧 24.0V
警報電圧 25.0V
復帰電圧 25.6V
高電圧
遮断電圧 34.0V
警報電圧 33.0V
復帰電圧 30.0V
低電圧遮断は車両のメインバッテリーが過放電してエンジ
ンがかからなくなることを防止するための機能です。
車両のバッテリーが上記低電圧遮断の電圧でエンジンが
かかることをご確認下さい。
万が一遮断電圧が低すぎてエンジンがかからなくなってし
まう場合は、 遮断電圧をオプションで変更可能です。
3-7. 保護機能
■ 入力低電圧遮断
入力電圧が低い場合に動作を停止します。
電圧が上昇すると自動復帰します。
■ 入力過電圧保護
入力電圧が高い場合に動作を停止します。
電圧が低下すると自動復帰します。
■ 出力低電圧保護
出力電圧が低い場合に動作を停止します。
■ 出力過電圧保護
出力電圧が高い場合に動作を停止します。
■ 出力短絡遮断
出力が短絡していた場合に出力を遮断します。
■ 入力 / 出力逆接保護
入力および出力の (+)/(-) を逆接続した際に本体を保護
します。
内部のヒューズで保護しますので、 ヒューズ交換のため
弊社にお送りいただく必要があります。
※上記の保護機能はすべての条件での動作を保証するも
のではありません
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○装置に有害な薬品の注意
装置に有害な薬品を本機に誤ってかけてしまった場
合は、 不適切な環境での使用したとなり保証期間内
でも有償修理となります。 電池の補充液などの飛沫
等を掛けてしまったケースがありますのでご注意くだ
さい。
○電池からの距離
電池の硫酸雰囲気を避けるために、 充電器と電池
は 1m 以上離して、 電池からの空気対流が来ない壁
などの遮蔽対策を行ってください。 また、 電池の上に
充電器を置かないでください。 電池から発生する酸
性空気により装置が壊れます。
○マイナス側ＤＣコード
マイナス側のＤＣコードも電池端子より直接に引いてく
ださい。
車のボディー ・ アースはマイナス線としては絶対に使
用しないでください。
○空気の流れ
空気の流れは後方の冷却ファンより前面方向に流れ
ます。 これらの出入り口から絨毯や周辺の物体は 8
㎝以上離して下さい。 換気が悪いと本体が過熱して
故障の原因となります。 また、 換気口には物を置か
ずに埃などがつかないようにしてください。
5. 注意事項
○バッテリー過充電
バッテリーに接続されたインバータなどの機器 ( 負
荷 ) を動作させたままで充電を行うと、 充電器から
流れる電流が低下しないことでバルク / 吸収充電
の高い電圧にとどまってバッテリーが過充電になる
場合があります。
過充電防止のため充電中はバッテリーに接続した
機器を完全に停止して下さい。
○リチウムイオン電池
リチウムイオン電池リン酸鉄のみの対応となります。
また BMS による過充電保護機能の付いたものをご
使用ください。
簡易的な BMS または BMS のないリチウムイオン電
池は動作対象外です。
○電池酸化物
電池酸化物が肌や衣服についたときには石鹸を使
い水で丁寧に洗い流してください。
目に入った場合には流水で少なくとも 20 分洗い、
ただちに医師の診察を受けてください。
○電池周辺
可燃性または火花が飛ぶような場所の近くやエンジ
ンの近くに電池を置かないでください。
電池の上に金属などを落下させないでください。 電
池のスパークやショート , 短絡などにより爆発する原
因となります。
貴金属類アクセサリーは身に着けずに作業してくださ
い。 端子の短絡により高熱が発生し金属が溶ける事
故などの原因となります。
○取り付け位置
充電器は水平または垂直になるように取り付けてく
ださい。 それ以外の横や縦に取り付けると取り付け
ネジに加重が掛かり脱落や、 空気の流れが悪くなっ
たりしますので気を付けてください。
薬
品
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DC-241240SBY Dimension
INPUT VOLTAGE : 23V - 34V
CHARGE VOLTAGE : 14.4V/ 14.7V
CHARGE CURRENT : 40A
MADE IN ROC
S1 : BULK
OFF 14.4V, ON 14.7V
S2 : FLOAT
OFF 13.5V, ON 13.8V
MODEL DC-241240SBY
24V/12V CHARGER
S1
S2
S3
S4
1 2 3 4
ON
ENB+
ENB-
GND
BVS+
To Battery
To Ignition
Short for ON
7.0
44.044.0 125.0
37.0213.0
260.0
150.0
44.0
136.5
〒 114-0001 東京都北区東十条５－５－９
株式会社 未来舎
TEL 03-3901-8261 FAX 03-3901-8207
http://www.powertite.co.jp
